2023.12.19 2024.01.30

日曜・祝日でも検査可能なクリニックはある？

赤松　敬之（あかまつたかゆき）

近年、性病に感染する人の数が増加しており、性病検査の需要も高まっています。
しかし、性病検査を受けるためには平日に時間を作らなければならないことが多いですよね。
では、日曜日や祝日でも検査が可能なクリニックはあるのでしょうか？

性病とは
性病の症状
性病検査を受けるなら
今すぐ検査がしたい
日曜・祝日でも検査が出来るクリニック

性病とは

性病とは、性行為や血液の感染を通じて広がる病気の総称で、性感染症とも呼ばれます。
主な性病には淋病、クラミジア、梅毒、エイズ（HIV)、ヘルペスなどがあります。
性病は性交渉や血液の接触によって感染し、潜伏期間が長いものや症状が現れない場合もあるため、自覚症状がないまま他の人に感染を広げてしまう恐れがあります。
また、感染に気付かずに放置すると、重篤な健康被害を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

性病の検査は、早期発見と早期治療が重要です。
性病の症状を感じたら迷わず専門のクリニックを受診して、自分の健康をしっかりと守りましょう。

性病の症状

性病の症状には個人差がありますが、一般的な症状としては以下のようなものが挙げられます。

発疹やかゆみ
おりものの異常
排尿時の痛みや膿
性器の炎症
発熱や倦怠感

性病にかかったときの症状は、性器から異常な分泌物が出たり、性器のかゆみ、関節の痛みや発熱のような全体症状など、性病の種類によって異なりますが、同時に複数の性病に感染している場合もあるため、症状だけで判断することはできません。
また、これらは一部の症状であり、必ず症状が出るというわけでもないため注意が必要です。

もし性病の症状を感じた場合は、早めの検査と治療が重要です。
専門の医師による正確な診断が必要となるため、自己診断をせずに専門のクリニックで検査を受けることをおすすめします。
日曜日や祝日、夜間などに症状が出た場合でも受診可能なクリニックもあります。

性病検査を受けるなら

性病を放置してしまうと、不妊症や子宮内膜症、子宮外妊娠、前立腺炎などの原因となることがあります。
それらを防ぐためにも定期的な検査で早期発見・早期治療に努めましょう。
性病検査は泌尿器科、性感染症内科、婦人科などで受けることができます。

泌尿器科
男性の性感染症や尿道炎などの診療に特化しています。
特に淋病やクラミジアといった尿道感染症の検査においては、泌尿器科が専門的な知識と設備を有しています。
また、尿道以外の部位における感染症の検査・治療にも対応しているため、幅広い性病に関する相談も可能です。
ただし、日曜・祝日に開院している泌尿器科クリニックは限られているため、事前に確認することが必要です。
　
性感染症内科
性感染症内科には専門的な知識を持った医師やスタッフが在籍しており、性感染症全般に対する検査や治療が行えます。
また、性感染症に関する相談や予防についてのアドバイスも提供しています。
日曜や祝日でも診療を行っている場合もありますが、予約が必要な場合もあるため、事前に確認する必要があります。
　
婦人科
一部の性感染症は、女性特有の症状を引き起こすことがあります。
婦人科では、女性の性的な健康に関連する問題に対して専門的な診断と治療を行うことができます。

どの科を選ぶかは個々の症状やニーズによって異なります。
性感染症は早期に発見されるほど治療が容易ですので、症状や心当たりがある場合は迷わずクリニック受診し、専門医に相談しましょう。

今すぐ検査がしたい

もし、直近でクリニックには行けないけど早く検査がしたいという場合には、オンラインで購入できる検査キットを利用する方法もあります。
検査キットを利用すると、自宅で簡単に検査を行うことができます。

検査キットを使う手順は以下の通りです。

検査キットをオンラインで購入する
指示書に従い、自宅で検査を行う。
尿やおりもののサンプルを採取し、指定された方法で検査する。
検査キットを郵送で専門機関に送る。
専門機関で検査が行われ、結果がオンラインで通知される。

ただし、検査キットを使用して自宅で検査を済ませたとしても、結果が陽性だった場合には、専門医の診察が必要です。
クリニック受診し、医師の指示のもと適切な治療を受けるようにしましょう。
また、オンラインで購入できる検査キットの精度はクリニックでの検査より劣ります。
あくまで参考程度の検査と考え、できるだけクリニックで検査をするようにしましょう。