HIV

ワクチン接種で予防できる性病とは?

赤松 敬之(あかまつ たかゆき)

性病について詳しくない方のなかには、ワクチン接種で予防できる性病があることを知らない方もいるかもしれません。

本記事では、性病の概要やワクチン接種で予防できる性病の種類、ワクチン接種以外で有効な性病対策について解説します。

性病は個人の努力や工夫によって感染率を下げることが可能です。
しっかりと性病に関する正しい知識を身につけ、個人で実践できる予防策に取り組んでいきましょう。

性病とは

性病は性行為をきっかけに感染する病気です。
近年では、STI(Sexually Transmitted Infections)STD(Sexually Transmitted Diseases)と呼ばれるようになりました。
おもに腟性交によって腟分泌液や精液などが体の粘膜に付着することで感染します。

腟性交以外に感染する要因は、以下のとおりです。

口腔性交

口腔性交とは、クンニリングスフェラチオといった行為を指します。
性病に感染した性器を咥えたり舐めたりすると、体液が口内に入り込み、感染のリスクが高まります。
また、口内が性病に感染している状態で口腔性交をすると、パートナーの性器に病原体が感染するケースも想定されるでしょう。

とくに淋病クラミジアといった性病の場合、自覚症状が起こりにくいため、知らない間に感染を拡大させることもあります。

肛門性交

肛門性交は、直腸の粘膜が薄く、挿入時に傷つきやすい点から性病感染のリスクが比較的高い行為とされています。
また、傷口がある状態で肛門性交をすると、そこから病原菌が侵入し、感染のリスクが高まります。
肛門性交によって感染する性病も、自覚症状が出ないケースがあるため、知らない間にパートナーへ感染させてしまう可能性があるでしょう。

キス

性病によっては、キスをするだけで感染する場合があります。
たとえば、喉に淋病やクラミジアが感染した状態でディープキスをすることで、唾液を介して感染リスクが高まります。
また、ヘルペスに感染した状態でキスをすると、皮膚と皮膚の接触によって口内の病原菌が感染する可能性もあるでしょう。
さらに口内に傷があることによって病原体が感染することもあります。

のどの症状は80%が自覚症状なし!症状が分かりづらいことも

喉における性病の症状の80%は自覚症状が出ないとされています。
感染することで、喉の痛みや違和感が出ることはありますが、はっきりと自覚することは困難です。
そのため、放置してしまい、重症化したときに初めて検査をするケースがあります。

そのタイミングで性病が発覚し、治療に移行したとしても、相当な治療費用がかかったり、かなりの治療期間を要することもあります。

取り返しのつかない状況になる前にいつもと違う様子を感じたり、痛みや腫れなどを感じたりした場合は、速やかに医療機関を受診し適切な検査を受けましょう。

ワクチン接種でどんな性病が予防できる?

性病予防の一つの手段として、ワクチン接種が挙げられます。
以下の性病は、ワクチン接種をしておくことで感染予防できます。
感染予防のための知識として、知っておきましょう。

ワクチン接種で予防できる性病概要
淋病淋菌に感染することで発症する性病。
1回につき26,000円程度の費用がかかる。(2回の接種が必要)
A型肝炎A型肝炎ウイルス(HAV)に感染することで発症する性病。
1回につき8,000円程度の費用がかかる。(3回の接種が必要)
B型肝炎B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することで発症する性病。
1回につき7,000円程度の費用がかかる。(3回の接種が必要)
A型・B型肝炎A型肝炎・B型肝炎の両方に有効な混合ワクチン。
1回につき13,000円程度の費用がかかる。(3回の接種が必要)
HPVHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで発症する性病。
1回につき33,000円程度の費用がかかる。(3回の接種が必要)

ワクチン以外で予防できること

ワクチン接種以外の予防方法として有効なのはコンドームの使用です。
コンドームを使用した状態で性行為すると、腟分泌液や精液などが直接性器に触れないようになるため、性病感染のリスクを減らせます。

また、性行為前に手洗いやうがい、シャワーを済ませておくことで体全体が清潔な状態になるため、性病感染の可能性が下がります。

さらに、定期的に性病検査をしておくことも重要です。
性病は症状が出ていなくても感染している可能性があります。
そのため、定期的に性病検査をしておくことで、早期発見につながることがあるでしょう。

性病検査をしておくべき項目としては、とくに淋病クラミジア梅毒B型肝炎HIVなどが挙げられます。

気がついたときには治療が困難な状況に陥らないよう、日々の健康管理を徹底し、定期的な検査を受けておきましょう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。

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監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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