HIVの感染経路について
HIVは、ヒト免疫不全ウイルスが膣分泌液や精液などを通じて相手の粘膜に付着することで感染します。HIVの主な原因は、セックスやオーラルセックス(クンニリングスやフェラチオ)です。また、キスによってヒト免疫不全ウイルスが感染する可能性もあります。
上記以外にも、アナルセックスによって直腸や肛門からも感染する可能性があるでしょう。
また血液を介した感染も可能性があります。たとえば静脈注射の回し打ちで注射器が共有されると感染する可能性が高いです。さらに、妊婦がHIVに感染している場合、胎児にも感染する可能性があります。
HIVを放置するリスク
HIVの症状は、感染してから14日間程度経過する頃から症状が出ます。症状は、時間の経過と共に変わります。放置すると、次の症状が現れるでしょう。
HIVに感染すると、感染後14日間程度が経過する頃から体内でHIVが増殖し始め、CD4陽性リンパ球が破壊され始めます。この時期は急性期と呼ばれ、風邪やインフルエンザなどの症状(発熱や下痢など)に似た症状が現れます。また、皮疹や筋肉痛などが起こる場合もあるでしょう。症状が出てから、数日から数週間程度で症状はなくなります。
急性期を過ぎて、症状が全く出ない時期が10年程度続きます。この時期が無症候期です。
無症候期は、感染から6ヶ月程度で症状が出る方がいる一方で、人によっては10年以上経っても症状が出ない方がいます。自覚できずに放置してしまうと、免疫力が徐々に下がっていく可能性があるでしょう。
免疫力が下がると、体重が急に減少したり、寝汗が下痢が続いたりします。また口腔カンジダ症や帯状疱疹などにかかりやすくなります。
免疫力の低下により、日和見感染症などの合併症が生じた状態がエイズ期です。神経障害や悪性腫瘍など、健康体では発症しない病気にかかりやすくなります。厚生労働省では、エイズの診断基準として23の疾患を指定しています。その中の1つでも該当する症状があれば、エイズ期として診断されます。
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