HIV

性病になったかも・・・検査はどこで受けるべき?

赤松 敬之(あかまつ たかゆき)

「性病にかかってしまったかも…」
性行為のあと、このように不安に思うことはないでしょうか。
今までにない症状が出てきた場合、性病に感染している可能性があります。
放置すると、治療が難しくなるだけでなく、場合によっては命に関わる場合があります。
本記事を読み、おもな性病の特徴や性病検査キットについて知り、異変を感じた場合は、迷わず性病検査を受けましょう。

性病にかかったかもと不安になる性行為をしてしまった・・・

不特定多数の方と性行為したり、避妊をしなかったりすると、不安になるでしょう。
そのような場合は、速やかに性病検査を受けてください。
万が一、性病の症状が明らかに出ている場合や、感染した確率が高いと考えられる場合は医師の判断で検査結果を待たずに薬の処方ができる場合もあります。
性病は、症状がなかなか出ず、体内でウイルスが増殖を繰り返しながら少しずつ重篤化していくケースがあります。
重症化すると手術を受けなければならなかったり、最悪の場合は命に関わるケースがあったりするため、早期発見・早期治療が重要です。
もし、自身だけでなくパートナーにも感染のリスクがある場合は、一緒に性病検査を受けましょう。

性病を放置するリスク

性病の種類によって、放置すると起こる症状はさまざまです。おもな性病ごとのリスクは以下のとおりです。

クラミジア

クラミジアの場合、放置すると、体の奥へと侵入していきます。

  • 男性の場合
    精巣上体炎や前立腺炎を引き起こし、発熱や性器の腫れ、排尿が難しくなるといった症状につながります。
  • 女性の場合
    骨盤腹膜や卵管・卵巣などで炎症を引き起こすケースもあるでしょう。
    卵管で炎症が生じると、子宮外妊娠や不妊症の原因になります。
    また、クラミジアに感染した状態で出産すると、赤ちゃんが肺炎や結膜炎などを起こした状態で生まれるリスクもあります。

淋病

淋病に感染すると、2日〜7日間前後の潜伏期間を経て淋病が発症します。

  • 男性の場合
    淋病を放置すると、精巣上体炎や前立腺炎、無精子症になるケースがあります。
  • 女性の場合
    肝周囲炎や骨盤内炎症性疾患、卵管炎などを引き起こすケースがあるでしょう。
    不妊症の原因になったり、母子感染によって赤ちゃんが淋菌性結膜炎になったりする場合があります。

梅毒

梅毒に感染すると、粘膜や皮膚にイボや発疹が出ます。
症状は感染してから3週間後・3ヶ月後・3年後の時期に出る場合がありますが、自然に症状が治まる場合もあります。
しかし、これは自然治癒したわけではありません。
症状が一時的に消えただけであり、梅毒が体内にある限り、徐々に体に悪影響が及びます。
感染して数年後には目・神経・心臓・血管などに重篤な障害が発症するでしょう。

HIV/エイズ

HIV(エイズウイルス)に感染すると、筋肉痛・喉の痛み・発熱などが起こる場合があります。
初期症状はインフルエンザと似ており、検査を受けない限りは放置されてしまう可能性があるため、注意しなければなりません。
放置すると、体内の免疫細胞が破壊されていき、場合によっては死に至ります。

HPV

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、感染するとほとんどの場合は体の免疫力で排除されるといわれている疾患です。
一方で、まれに感染が続くと細胞が変化し、子宮頸がんになる場合があります。
子宮頸がんになると、不正出血が起こり、子宮摘出手術が必要になるケースがあります。

性病検査キットは来院不要で自宅で検査ができる

西梅田シティクリニック監修の性病検査キット
複数の検査項目をまとめて受けられる7つのセットからお選びいただけます。
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性行為をしたあと、体調が優れず、さまざまな症状が出ていないでしょうか。
とはいえ、医療機関で性病検査を受けるのにどうしても抵抗を感じる方もいるでしょう。
そのような場合におすすめなのが「性病検査キット」です。
性病検査キットを活用すると、自宅にいながら性病検査が可能になります。
性病検査をしているのが周りにばれたくない方や、そもそも医療機関を受診する時間がない方は、性病検査キットで検査をしてください。
性病検査を実施後、医療機関へ検体を郵送してから最短翌日には結果が確認できます。
お手持ちのスマートフォンやパソコンなどで簡単に確認ができるため、おすすめです。
万が一、陽性判定を受けた場合は速やかに医療機関を受診し、適切な検査・治療を受けましょう。

性病は放置せず速やかに検査することが大切

性病を放置すると、さまざまな症状が起こり、無精子症や不妊症の原因になるケースがあります。
また、流産や早産にもつながるため、早期発見・早期治療が必要不可欠です。
「もしかして性病にかかっているかも…」と感じた場合は、速やかに性病検査を受けることが重要です。
どうしても医療機関で受けることに抵抗がある場合は、性病検査キットを利用してください。
大切なのは異変を感じたときにすぐ検査することです。
自分や大切なパートナーの健康を守るためにも、不安に感じたらすぐに行動しましょう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。

監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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