性病検査を受けるべき適切な頻度について
性病検査を受けるべき適切な頻度とは?

「性病検査ってどのぐらいの頻度で受けたらいいんだろう」
このように疑問に思う方もいるかもしれません。そこで今回は、性病検査を受けるべき適切な頻度について解説します。
性病検査を定期的に受けることで、自身や大事なパートナーを守りましょう。性病検査を受けるべき適切な頻度は以下の状況ごとで異なります。
参考にしていただき、適切な頻度で性病検査してください。
自身に症状が出ている時
たとえば排尿時に痛みがあったり、性器にいぼができたりなど、普段と様子が異なる場合は注意が必要です。症状が出たら都度、性病検査を行いましょう。もし治療が完了しても、体内に菌が残っている可能性もあります。そのため、性病検査は治療後も行うのが望ましいです。
パートナーに症状が出ている時
性行為を行ったパートナーに異変が起きている場合は、注意が必要です。頭痛や吐き気、排尿時など、パートナーが不調の場合は性病検査を行いましょう。
性病には潜伏期間があり、この期間の場合、症状が出ない場合があります。
そのため「性病感染はしているけれど、症状は出ない」状態もあり得ます。自身には症状が出ていなくても、性行為をしたパートナーに異変がある場合は、その都度性病検査を行った方がいいでしょう。
不特定多数の人と性行為した時
プライベートや仕事などで不特定多数の人と性行為をしている場合は、性病感染のリスクが上がります。そのため、定期的に性病検査を行う必要があります。
最低でも月に1度は性病検査を行うことが望ましいです。
特に女性の場合は、喉の検査も並行してやっておきましょう。ハイリスクHPV、子宮頸がんなどの検査も1年に1回行うことをおすすめします。
症状がない場合でも受けるべき頻度
無症状で感染するケースと早期発見の重要性
性感染症は、症状がないまま感染が続くことがあります。特にクラミジアやのどの淋菌感染などは無症状のことも多く、気づかないまま相手にうつしたり、合併症につながったりするため注意が必要です。厚生労働省も、不安に感じたら検査を受け、早期発見・早期治療につなげることが大切と案内しています。
パートナーが陽性の場合の同時検査と再検査のタイミング
パートナーが陽性だった場合は、自分に症状がなくても早めに検査を受けることが大切です。性感染症では、相手の受診や検査を促すことも重要とされており、感染機会から間もない時期は検査で判定しにくいこともあるため、医師と相談しながら必要に応じて再検査の時期を決めます。
複数パートナー・不特定多数と定期的検査
複数のパートナーがいる方や不特定多数との接触がある方は、症状がなくても定期的な検査を検討したいところです。一般には年1回をひとつの目安にしつつ、リスクが高い場合は半年ごとなど、行動状況に応じて頻度を上げる考え方が実務的です。保健所で匿名・無料検査を実施している地域もあるため、継続して確認しやすい方法を選びましょう。
性病検査はどこで受けられる?

「性病検査ってどこで受けられるの?」
このように疑問を持つ方に向けて、性病検査が受診可能な場所を解説します。性病検査が受けられる場所を知りたい方は参考にしてみてください。
医療機関(有料)
医療機関の場合、有料になりますが、性病検査が可能です。
医療機関で検査するメリットは3つあります。
1つ目は、多種多様な性病検査が可能である点です。クラミジアや淋菌、梅毒やHIVに加えて、マイコプラズマやウレアプラズマなどの検査が受診できます。
2つ目は、検査日程が調整しやすい点です。保健所の場合は、日程が決められていますが、医療機関の場合は自身の都合に合わせて受診できます。仕事などでなかなか時間が取れない方でも、保健所より時間が調整しやすいでしょう。
3つ目は、陽性判定になった場合、スムーズに治療に進みやすくなる点です。保健所で陽性判定になった場合は、後日医療機関で治療を受けに行かなければなりません。
一方で医療機関で陽性判定になった場合は、そのまま治療に移行できるため、早期治療につなげやすくなります。
デメリットは費用がかかる点です。保健所の場合は無料で検査可能ですが、医療機関の場合は検査費用がかかります。また症状が見つからない場合や定期検査の目的で検査する場合は保険診療が適用できない可能性もあります。この場合、自己負担額が増えることになるでしょう。
また匿名で性病検査ができない可能性がある点もデメリットになります。
保健所の場合、匿名で性病検査が可能ですが、医療機関の場合は匿名で検査できないケースがあります。
保健所(無料)
保健所で性病検査する場合のメリットは無料で受診できる点です。医療機関の場合は検査費用が全て有料になります。一方で保健所の場合は無料で性病検査できるため、治療費用を気にする方にとってはメリットになります。
また匿名で受診できる点もメリットです。医療機関の場合は匿名で性病検査できないケースがほとんどになります。一方で保健所の場合は、匿名で検査ができるため、どうしても周りにばれたくない方にはメリットになるでしょう。
デメリットは3つです。
1つ目は、検査可能な日程が少ない点です。保健所の場合、受診できる曜日が限定されています。またその日に受診できる人数が限定される可能性もあるため、自身の要望の日程で検査することが難しいケースがあるでしょう。
2つ目は、検査項目が少ない点です。保健所の場合、クラミジアや梅毒、HIVや淋菌の4種類しか受診できません。
3つ目は治療に移行する場合、医療機関を別途受診する必要がある点です。もし性病検査した結果、陽性判定になった場合、医療機関を別途受診しなければなりません。
よくある質問
性病検査で陰性でも、あとから陽性になることはありますか?
はい、あります。感染の可能性がある行為からあまり時間がたっていないと、まだ検査で見つからず陰性になることがあります。あとから陽性になるのは、こうした検査の時期の問題や、その後の新たな感染が理由です。不安な接触があった場合は、医師と相談し、必要に応じて適切な時期に再検査を受けましょう。
コンドームを使っていても定期的な性病検査は必要ですか?
はい。コンドームは性感染症予防にとても有効ですが、すべてを完全に防げるわけではありません。厚生労働省も、正しい使用は有効でも、すべての性感染症は予防できないと案内しています。皮膚同士の接触でうつる1感染症もあるため、不安な行為がある場合や複数のパートナーがいる場合は、コンドームを使っていても定期的な検査を検討することが大切です。
性病検査は性行為のあと、どれくらい空けて受ければよいですか?
性感染症の種類によって、検査を受けるまでに空けたほうがよい期間は異なります。厚生労働省も、感染症ごとに検査でわかる時期が違うと案内しています。一般には、クラミジアや淋菌は比較的早めに確認できることがありますが、HIVや梅毒など血液で調べる感染症は1〜3カ月ほど空けてからの検査が目安になることがあります。心配な場合は早めに受診し、必要に応じて適切な時期に再検査を受けましょう。
パートナーと一緒に検査を受けたほうがよいですか?
はい。特にクラミジアや淋菌などの性感染症では、パートナーも一緒に検査や治療を受けたほうが大切です。厚生労働省も、クラミジアではセックスパートナーと一緒に治療することが重要と案内しています。自分だけ治療しても、相手に感染が残っていると再感染することがあるため、不安があれば一緒に受診を検討しましょう。
検査項目どのように選ぶべきですか?
性病検査の項目は、症状の有無、性的接触の内容、接触した部位に応じて選ぶのが基本です。性器症状ならクラミジアや淋菌、発疹やしこりがあれば梅毒、オーラルセックスの心当たりがあればのどの検査も検討します。迷うときは自己判断せず、医療機関で相談しましょう。
性病予防のために定期的に検査しよう
性病を予防するためには、定期的に検査を行う必要があります。
症状によっては、高頻度で性病検査しなければならないケースもあるかもしれません。
知らないうちに大事なパートナーに性病を移してしまうことがないよう、最新の注意を払って、定期的に性病検査を受けておきましょう。性病検査をする際は医療機関での受診をおすすめします。

性病リスクをご自身に少しでも感じている方は
ぜひ一度、ご来院ください。

