おりものの異変に気づいたら。性の健康を守るためのポイント
風俗利用で広がる性感染症|リスクと感染を防ぐための注意点

赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
風俗業界には、性感染症(性病)のリスクが潜んでいます。
定期的に性病検査を実施している店舗もありますが、検査が徹底されていない場合や、潜伏期間中で陰性と判定されてしまうこともあり、感染リスクをゼロにすることはできません。
本記事では、風俗で広がる性病事情、利用時に注意すべきポイント、店舗形態ごとの感染リスク、そして予防方法について解説します。
目次
風俗業界における性病の実態

- 検査を実施している店舗:月1回など定期的に検査を行っている
- 実施していない店舗:年1回程度しか検査が行われないケースも
しかし、検査を実施している店舗=安全とは言えません。
- 性病は潜伏期間があるため、感染直後は検査で陰性になる場合がある
- 風俗嬢は月に数十人以上の客と接触することもあり、1回の検査ではカバーしきれない
SNSの普及により風俗業界で働くハードルが下がり、バイト感覚で働く女性も増えています。その結果、性感染症に感染する人も一定数存在します。
風俗利用時に注意すべきこと

- 店舗が定期的に性病検査を実施しているか確認する
- 安全管理が徹底されていない店舗の利用は避ける
- 利用後、異変を感じたらすぐに性病検査を受ける
風俗の種類ごとの感染リスク

性病感染のリスクは風俗の種類によって異なります。
以下の種類ごとで感染するリスクのある性病を知っておきましょう。
ピンサロ(口を使ったサービス中心)
- フェラチオなどのオーラルサービスが中心
- 本番行為がないから安全と思われがちだが、喉から性器へ感染が広がる可能性あり
- 感染例:クラミジア、淋病、梅毒、性器ヘルペス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
デリヘル(派遣型、オーラル・素股など)
- フェラチオ・クンニリングスなどで咽頭から性器・肛門へ感染することがある
- 素股による粘膜接触でも感染リスクあり
- 感染例:クラミジア、淋病、梅毒、トリコモナス、性器ヘルペス、カンジダ、尖圭コンジローマ、HIV、B型肝炎、C型肝炎
ソープ(本番行為あり)
コンドームなしで挿入してしまったら
コンドームを使わずに性行為を行った場合は、すぐに性病検査を受けることが重要です。
- 検査項目:クラミジア、淋病、梅毒、HIV、B型肝炎など
- 自分だけでなくパートナーにも検査を受けてもらうことが大切
風俗での性病予防方法

- コンドームを必ず使用する(膣性交だけでなくオーラル・アナルでも使用)
- 使用期限を守り、爪などで破かないよう注意
- 性器や口周囲に異変を感じたら、性行為を控える
- 必要に応じてワクチン接種(HPV、B型肝炎など)を受ける
- 定期的に性病検査を受け、感染の早期発見に努める
ただし、ヘルペスなど一部の性感染症はコンドームだけでは防ぎきれないこともあります。
まとめ
- 風俗利用には性感染症のリスクがあり、定期検査をしている店舗でも感染は完全には防げない
- 店舗形態ごとに感染リスクが異なり、特にソープはリスクが高い
- 予防の基本はコンドームの使用と定期的な検査
- 感染が疑われる場合はすぐに医療機関を受診し、パートナーと一緒に検査を受けることが重要
性感染症は誰にでも起こり得る病気です。
風俗を利用する際は、正しい知識と対策で自分と大切な人を守りましょう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。
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