「女性に多い性感染症って?」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
性病(性感染症、STD/STI)は誰でも感染の可能性がある病気ですが、特に女性は「無症状のまま進行する」「おりものやかゆみの変化で気づくことが多い」など、特徴的なリスクがあります。
放置すると不妊や妊娠への影響につながることもあるため、正しい知識と検査・予防が欠かせません。
本記事では、女性に多い性感染症の種類と症状、検査の重要性、予防の方法について解説します。
女性に多い性感染症の種類と症状
- クラミジア感染症
日本で最も多い性病で、女性の約7割は無症状といわれています。気づかないうちに子宮や卵管に炎症が広がり、不妊や異所性妊娠の原因になることもあります。おりものの増加や軽い下腹部痛がサインとなる場合もあります。
- 淋病(淋菌感染症)
クラミジアと並んで多い感染症です。女性は無症状のことも多いですが、黄緑色っぽいおりものや排尿時の痛み、かゆみが出る場合があります。進行すると骨盤炎症性疾患(PID)となり、不妊のリスクが高まります。
- トリコモナス症
女性では強いかゆみや泡立つ悪臭のあるおりものが出るのが特徴です。性交渉以外にタオルなどを介して感染することもあり、繰り返しやすい性病です。
- 性器ヘルペス
外陰部に小さな水ぶくれや強い痛みを伴う病気です。一度感染するとウイルスが体内に潜伏し、再発を繰り返すことがあります。妊娠中に感染していると赤ちゃんへの母子感染リスクもあります。
- 尖圭コンジローマ(HPV感染)
性器周辺にイボができる病気で、原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸がんのリスクとも関連します。見た目の異常が現れるため気づきやすい一方、再発しやすいのが特徴です。
- カンジダ膣炎
「性病」と混同されますが、真菌(カビ)による感染です。強いかゆみとヨーグルト状の白いおりものが特徴で、免疫力低下や抗生物質の使用でも発症します。
無症状でも進行する危険性
女性の性感染症は、約半数以上が無症状といわれています。
特にクラミジアや淋病は気づかないまま進行し、PID(骨盤炎症性疾患)を起こして卵管が癒着し、不妊の原因となるケースも少なくありません。
自覚症状がなくても、以下のような変化があれば検査を受けましょう。
- おりものの色やにおいが変わった
- 外陰部のかゆみや痛みがある
- 性交時の違和感や出血がある
- 下腹部の鈍痛が続く
検査の重要性
性感染症は、無症状でも検査でしか分からないものが多くあります。
特に女性が受けておきたい検査は以下の通りです。
- クラミジア・淋病検査:不妊リスクに直結するため必須
- 梅毒・HIV検査:妊娠中の母子感染予防のためにも重要
- B型肝炎検査:性行為で感染する可能性があり、慢性化すると肝硬変や肝がんのリスク
即日で結果が分かる検査もあり、早期に治療へつなげることで合併症を防げます。
妊娠・出産への影響
性感染症を治療せずに放置すると、不妊症だけでなく妊娠中の合併症につながる場合があります。
クラミジアや淋病は流産・早産のリスクを高め、性器ヘルペスは新生児への感染が命に関わることもあります。
妊娠を希望する女性、妊娠中の女性は特に定期的な検査を受けておくことが大切です。
予防のためにできること
- コンドームを正しく使う
避妊だけでなく、多くの性感染症予防に有効です。
- 定期的に検査を受ける
無症状でも感染している可能性があるため、パートナーが変わったタイミングや妊娠前には必ず検査を。
- パートナーと一緒に検査を受ける
自分だけでなく相手の感染状態を確認することが再感染予防につながります。
- 生活習慣・衛生に気をつける
免疫力低下はカンジダなどの発症を招きやすいため、規則正しい生活も予防の一環です。
まとめ
- 女性の性病は「おりものの異常」「かゆみ」「無症状のまま進行」などが特徴
- 放置すると不妊や妊娠合併症につながる可能性がある
- 無症状でも定期的な検査を受けることが大切
- コンドームの使用、生活習慣の見直し、パートナーと一緒の予防意識が重要
自分の体を守るために、気になる症状がなくても性感染症検査を受ける習慣をつけましょう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
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