性病の知識

【性病の種類別】性病の症状について解説します

赤松 敬之(あかまつ たかゆき)

性病の症状にはどんなものがある?

「この前の性行為からなんか調子が悪い…性病かな?」

このように疑問を持つ方がいるかもしれません。

しかし、性病の症状がわからなければ正確に判断できませんよね。

そこで今回は性病の症状について、種類ごとに解説します。

性病の症状を知っておくことで、早期検査・早期治療につなげられます。

あらかじめ正しい知識を備えておきましょう。

発熱がある

性行為後に突発的に熱が出たり、38度を超える熱が継続的に出たりしているなどの場合は、以下の性病を疑ってください。

  • 淋病
  • 梅毒
  • トリコモナス
  • クラミジア
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • カンジダ
  • HIV(エイズ)
  • マイコプラズマ
  • ウレアプラズマ

喉に腫れがある、痛みがある

性行為後に喉の腫れが続いていたり、痛みが続いていたりする場合は、以下の性病の可能性があります。

  • 咽頭淋病
  • 咽頭クラミジア
  • ヘルペス
  • カンジダ
  • 梅毒

排尿時に違和感がある

性行為後に排尿時に違和感があったり、痛みが出たりする場合は、以下の性病の可能性があるかもしれません。

  • 淋病
  • カンジダ
  • マイコプラズマ
  • クラミジア
  • トリコモナス
  • ウレアプラズマ

全身に発疹や皮疹がある

性行為後、赤いブツブツやしこりなどができて痛みやかゆみを感じる場合は、以下の性病を疑ってください。

  • 梅毒
  • HIV(エイズ)

口のまわりや性器がただれている

性行為後に性器や口のまわりに水ぶくれができたり、ただれていたりする場合は、以下の性病の可能性があります。

  • カンジダ
  • ヘルペス
  • 梅毒

性器から膿が出る

性行為後、性器から膿が出始めた場合は、次の性病を疑ってください。

  • カンジダ
  • トリコモナス
  • マイコプラズマ
  • ウレアプラズマ
  • 淋病
  • クラミジア

性器のまわりに臭いがある

性行為後、性器のまわりに臭いが出始めた場合は、以下の性病の可能性があります。

  • トリコモナス
  • ヘルペス
  • カンジダ
  • 淋病
  • 梅毒
  • クラミジア
  • マイコプラズマ
  • ウレアプラズマ

検査キットを活用した性病検査

性病と思われる症状がある場合に、誰にもばれずに検査したい方は性病検査キットを活用してください。性病検査キットはドラッグストアなどには売っていないため、インターネットなどから購入しましょう。

自宅に性病検査キットが届いたら、キットを活用し、検体を採取してください。

採取した検体を郵送したら、数日後に検査結果が確認可能になります。

「性病検査する前に医師に相談しておきたい…」

このような方はオンライン診療の受診がおすすめです。

性病検査キットを活用した性病検査には主に以下の方法があります。

  • 尿検査
  • 喉の検査
  • 採血検査

それぞれ詳しく解説します。

尿検査

前回の排尿から1時間以上、時間をあけて尿を採取します。

採尿コップに入れた尿を、スポイトを使って尿検査容器に入れます。

容器の蓋をしっかり締めて、数回振った後、検査容器にバーコードなどのシールを貼って郵送してください。

喉の検査

喉の検査としては、綿棒やうがいによる検体摂取の2種類の方法があります。

採取した検体を検査容器に入れ、数回振った後、検査容器にバーコードなどのシールを貼って郵送してください。

採血検査

採血検査は、専用の採血器具を使用し、検体を採取します。

採取した検体を採血用ろ紙に染み込ませます。自然乾燥させた後、チャック付き袋に入れてバーコードなどのシールを張って郵送してください。

性病検査するなら医療機関がおすすめ

性病検査キットの場合、匿名性が担保されるため、誰にもばれずに性病検査したい方にとってはおすすめです。また仕事の都合などでなかなか医療機関を受診する時間がない方にとっても有効でしょう。

しかし性病検査キットの場合、検査結果がわかるまで時間がかかります。

また検査結果がわかり、万が一陽性の場合、結局医療機関を受診して治療を受けなければなりません。

一方で、医療機関で性病検査する場合は、上記のデメリットがありません。

性病検査キットより早く検査結果がわかります。また万が一陽性判定だった場合も、そのまま治療へスムーズに移行できる場合がほとんどでしょう。

性病検査で大事なのは「早期発見」と「早期治療」です。

これを満たすためには、医療機関での受診が最適です。

いち早く症状を把握することで、最適な治療が行えます。

もし性病にかかっているにもかかわらず、症状に気づかずに放置すると、症状が悪化する可能性があります。最悪の場合は、緊急手術を要したり、長期で入院を余儀なくされるケースもあるでしょう。

自分を守れるのは自分だけです。特に不特定多数の方と性行為をした場合は必ず性病検査を行いましょう。その際に医療機関を受診することで、より早い段階で症状が判明しやすいです。早い段階で症状がわかれば、大事なパートナーに対して受診を勧めやすくなります。

結果、パートナーを守ることにもつながります。

医療機関を受診することで、性病検査にきたことが周囲の人にばれる可能性があるため、敬遠する方が多いでしょう。しかし、自分と大事な人を守りたいのであれば、医療機関を受診することは重要です。性病検査をする場合は、勇気を持って医療機関を受診し、健康的な毎日が送れるように努力しましょう。

少しでも違和感を感じたら、一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。

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監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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