性病かも?と思ったら症状チェックと検査方法|早期発見で健康を守る

「性病にかかったかもしれない…」
そう感じても、「自分に限って大丈夫」と思い直し、検査を受けない人は少なくありません。
しかし、性感染症(STD)は自覚症状が乏しいまま潜伏することがあり、気づかないうちに症状が進行して重大な健康被害につながることがあります。
本記事では、代表的な性病の種類と症状、検査や予防の方法をわかりやすく解説します。
少しでも不安を感じたら、早めに検査を受けることが、自分と大切なパートナーを守る最善策です。
性病とは?
性病(性感染症)は、性行為に伴う粘膜や皮膚の接触によって感染する病気の総称です。
特徴は以下の通りです。
- 無症状のまま進行することがある
- 女性は気づきにくいケースが多い
- 放置すると不妊、流産、がん化などにつながる場合がある
主な性感染症と症状
性感染症には、おもに以下の種類があります。
クラミジア感染症
クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマティスを病原体とする性病です。
- 若年層で最も多い性感染症
- 多くは無症状
- 女性:おりものの異常、不正出血、進行で不妊・子宮外妊娠リスク
- 男性:排尿痛、尿道分泌物
- 妊婦が感染すると流産・早産の原因に
- 治療は抗生物質の内服
淋菌
淋菌とは、淋菌が感染して起こる性感染症の1種になります。淋菌に感染すると、2日〜7日間前後の潜伏期間を経て淋病が発症します。
- 男性:強い排尿痛、尿道口からの膿
- 女性:初期は自覚症状に乏しいが、卵管炎や腹膜炎を発症することも
- 抗生剤の点滴治療が必要
性器ヘルペス
性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス1型・2型を病原体とする性病です。
- 性器や肛門周囲に痛みを伴う水疱や潰瘍
- 重症化すると排尿困難や歩行困難をきたす場合も
- 抗ウイルス薬(内服・軟膏・点滴)で治療
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルスを病原体とする性病です。
- 性器や肛門周囲にカリフラワー状のイボ
- 妊婦は産道感染のリスク
- 外用薬・電気焼灼・レーザー治療など
ヒトパピローマウイルス(HPV)
ヒトパピローマウイルスとは、誰もが感染するリスクのあるもので、人の皮膚や粘膜にいるごくありふれたウイルスです。
- 多くは一過性感染で自然排除
- 長期感染で子宮頸がんに進行する場合あり
- 定期的な子宮頸がん検診とワクチン接種が重要
トリコモナス症
トリコモナスは、原虫トリコモナスバジナリスによって引き起こされる炎症性疾患です。
性行為以外にも内診・検診台・便器・衣類などから感染するおそれがあります。
- 女性:おりもの増加、かゆみ、炎症
- 男性:無症状が多い
- 飲み薬や腟錠で治療可能
パートナーと一緒に検査を受ける重要性

性病は、自分だけでなくパートナーにも感染するリスクがあります。
- 自分が陰性でも、パートナーが感染していれば再感染する可能性
- カップルで一緒に検査することで安心と信頼につながる
「自分だけ検査する」のではなく、できる限り一緒に受けるのがおすすめです。
性病検査の選択肢
医療機関での検査
- 婦人科(女性)、泌尿器科(男性)、性感染症外来で検査可能
- 尿検査・血液検査・分泌物検査など
- 医師の診察が受けられる安心感がある
郵送性病検査キット
- 忙しい人、周囲に知られたくない人に向いている
- 自宅で検体を採取し、郵送するだけ
- 最短翌日に結果がわかる
- 陽性時は必ず医療機関で再検査・治療が必要
「まずは気軽に確認したい」場合は郵送キットが有用です。
まとめ
- 性病は無症状でも進行し、放置すると不妊やがんなどのリスクがある
- クラミジア、淋病、ヘルペス、尖圭コンジローマ、HPV、トリコモナスなど種類は多岐にわたる
- パートナーと一緒に検査することが再感染防止につながる
- 検査は医療機関と郵送キットの両方があり、状況に応じて選べる
- 少しでも「かかったかも」と思ったら、早めに検査することが健康を守る第一歩
性感染症は誰にでも起こり得る身近な病気です。
気になる症状や不安があれば、ためらわずに検査を受け、必要に応じて治療を始めましょう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。
少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。