HIV予防の新常識!厚労省推奨エイズ対策(PrEP)でリスクを99%減少させる方法とは?
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
性病ドットコム|性感染症の情報サイト|監修:西梅田シティクリニック
「自分は今、性感染症とは無縁」と思っていませんか?
実は性感染症(性病)は、将来の妊娠・出産に大きな影響を及ぼす可能性があります。
妊娠を希望する年齢になってから気づいたときには、不妊や流産など深刻なリスクを抱えてしまうことも。
本記事では、性感染症が妊娠や出産に与える影響、日常でできる予防策、そして将来の健康管理につながる「プレコンセプションケア」について解説します。
性感染症は、細菌やウイルス、原虫などが性行為を通じて感染する病気です。
性器や泌尿器だけでなく、肛門や口腔にも広がる可能性があります。
特にクラミジア、梅毒、淋病は近年増加傾向にあり、妊娠可能年齢の女性にとって注意が必要です。
性感染症は日常生活の工夫で予防可能な部分があります。
基本的な生活習慣が、将来の妊娠・出産を守る第一歩になります。
感染予防策 | 概要 |
---|---|
性行為の前後にシャワー | 性器や皮膚に付着した菌を洗い流し、感染リスクを軽減 |
排便後の清潔保持 | 肛門付近を清潔にし、便由来のウイルス感染を防ぐ |
相手の性器を確認 | イボ・膿・悪臭がある場合は性行為を避ける |
爪を短く整える | 粘膜を傷つけないようにする |
体調不良・生理中は性行為を控える | 抵抗力が落ちると感染しやすくなる |
屋外での性行為を避ける | 公園・車内・砂浜など不衛生な環境は高リスク |
寝具を清潔に保つ | 毛じらみなどの感染を防ぐ |
性感染症は無症状のまま進行することがありますが、以下のサインが見られたら要注意です。
こうした症状が出たら放置せず、すぐに検査を受けましょう。
プレコンセプションケアとは、将来の妊娠・出産を見据えて若いうちから生活習慣や健康を整える取り組みのことです。
若いうちから健康に向き合うことで、不妊や妊娠合併症の予防につながります。
性感染症の予防には、パートナーとのコミュニケーションが不可欠です。
「二人で取り組む」ことが、信頼関係と健康を守る大切な方法です。
性感染症は「今は無縁」と思っていても、将来の妊娠や出産に直結する大切な問題です。
自分とパートナーの未来を守るために、今からできる予防を始めましょう。
参考文献
少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。
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