B型肝炎ー感染経路とリスクについて

赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
B型肝炎とは
感染経路とリスク
検査と治療
クリニック案内

B型肝炎の感染経路について

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが腟分泌液や精液などを通じて相手の粘膜に付着することで感染します。B型肝炎の原因として、セックスやオーラルセックス(クンニリングスやフェラチオ)が挙げられます。また、キスによってB型肝炎ウイルスが感染する可能性もあります。

上記以外にも、アナルセックスによって直腸や肛門からも感染する可能性があります。

また血液を介した感染も可能性があります。たとえば静脈注射の回し打ちで注射器が共有されると感染する可能性が高いです。さらに、妊婦がB型肝炎ウイルスに感染している場合、胎児にも感染する可能性があります。

B型肝炎を放置するリスク

B型肝炎の症状は、感染してから1ヶ月〜6ヶ月程度経過する頃から症状が出ます。
B型肝炎の種類は2つあり、B型急性肝炎とB型慢性肝炎にわかれます。

  • B型急性肝炎
    • 食欲不振や嘔吐、黄疸や倦怠感などが出るでしょう。皮膚が黄色くなり、眼球結膜も黄色みを帯びてきます。また尿の色が濃い茶色になるのも特徴です。

      人によっては、肝炎が悪化せず、気付かないうちに治ってしまう場合があります。
      一方で、劇症化に至り、激しい肝炎を起こして肝不全になる場合もあるでしょう。
  • B型慢性肝炎
    • 乳幼児期や出産時にB型肝炎ウイルスに感染すると、身体がウイルスを病原体と判断できず、持続的にウイルスが体内に生存し続ける状態となります。これを持続感染といいます。 生まれてから数年〜数十年は肝炎が起きず、B型感染ウイルスは体内に残り続け、共存していくでしょう。

      思春期を過ぎる頃には、免疫力が向上するため、B型肝炎ウイルスを病原体と認識し始め、体内から排除し始めます。この段階から肝炎の症状が起こり始め、食欲不振や嘔吐、黄疸や倦怠感などの症状が現れるでしょう。
B型肝炎とは
感染経路とリスク
検査と治療
クリニック案内

少しでも違和感を感じたら、一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。

少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。

記事URLをコピーしました