B型肝炎ーB型肝炎とは

赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
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B型肝炎とは?

B型肝炎ウイルス

引用:国立感染症研究所ホームページ

B型肝炎とは、B型肝炎ウイルス(HBV:Hepatitis B Virus)が感染して起こる肝臓の病気のことです。B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが感染した際の健康状態、感染した時期によって2つの感染様式にわかれます。

1つ目は、一過性の感染で終わる一過性感染です。2つ目は生涯に渡って感染が継続する持続感染になります。持続感染の主な例は、3歳未満の乳幼児期や出産時です。

またB型肝炎の種類は2つあり、B型急性肝炎とB型慢性肝炎にわかれます。B型肝炎ウイルスに感染すると、1ヶ月〜6ヶ月程度の潜伏期間を経て症状が発症します。


B型肝炎の主な症状は次の通りです。

  • 疲労感
  • 倦怠感
  • 食欲低下
  • 嘔吐
  • 黄疸
  • 腹痛
  • 関節痛
  • 関節炎
  • 紅斑など

B型肝炎の予防策としては、ワクチン接種が挙げられます。現在では、医療従事者や妊婦などの希望者に対して、ワクチン接種を実施することで予防が可能です。また、2016年10月より0歳児全員に対してワクチン接種による予防が可能になっています。

よくある質問

B型肝炎に関して、よくある質問をまとめました。
B型肝炎に関して知識を深めたい方は参考にしてみてください。

Q
.B型肝炎になると、肺がんや肝硬変になりますか?

慢性肝炎を発症した場合、放置すると肝硬変になり、肺がんのリスクが高まります。

Q
B型肝炎は自然治癒しますか?

一過性感染の場合、ほとんどの方は症状が出ないまま自然治癒するケースが多いです。一方で、ごく少数の方で劇症肝炎を発症する可能性もあります。いずれにしても、B型肝炎ウイルスに感染した場合、命の危険が伴います。症状がなくても定期検査するといいでしょう。

Q
コンドームをつけることでB型肝炎は防止できますか?

100%防止はできません。しかし、コンドームをつけることで感染リスクの低減は可能です。そのため、オーラルセックスの際にもコンドームをつけることが望ましいとされています。

Q
なぜ人によって症状が出る時期が異なるのですか?

人によって、感染したB型肝炎のウイルス量や増殖力、B型肝炎感染者の免疫反応の強弱が異なるからです。

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