淋病とは?
淋病とは、淋菌が感染して起こる性感染症の1種になります。淋菌に感染すると、2日〜7日間前後の潜伏期間を経て淋病が発症します。
男性が淋病に感染した場合、主に発症する症状は次の通りです。
- 排尿時に激しい痛みを感じる
- 尿道から膿が出る
- 精巣上体の腫れ
- 発熱
- 尿道のかゆみ
一方で女性が淋病に感染した場合、主に発症する症状は次の通りです。
- 性交時に痛みを感じる
- 下腹部に痛みを感じる
- 不正出血
- おりものが増える
また、咽頭淋病とは、喉に淋病が感染する病気のことです。
咽頭淋病の場合、主に発症する症状は次の通りです。
- のどの痛み
- のどの腫れ
- 発熱
- 咽頭炎
- 扁桃腺炎
淋菌は人の身体から離れた場合、数時間で感染力が失われます。また消毒剤や温度変化、日光や乾燥によって死滅します。一方で、粘膜同士の接触により感染する可能性が高いです。そのため、性行為によって感染する可能性が高いと言われています。
日本性感染症学会「性感染症診断・治療ガイドライン2016」によると、1回の性交で感染する確率は30%に及ぶと考えられています。淋病は、淋菌が住みやすい膣内の粘膜と咽頭の粘膜が似ていることから、いずれの粘膜にも感染する可能性があります。そのため、男性の性器から女性の性器だけでなく、咽頭へ感染する可能性があるでしょう。
咽頭淋病の主な原因はオーラルセックスです。淋菌に感染した性器にクンニリングスやフェラチオをすることで発症する可能性があります。
引用:日本性感染症学会「性感染症診断・治療ガイドライン2016」
よくある質問
淋病に関して、よくある質問をまとめました。
淋病に関して知識を深めたい方は参考にしてみてください。
淋病とクラミジアは症状が似ていますが、淋病の方が症状が強く出る場合があります。
ただし、症状の感じ方には個人差があるため、淋病とクラミジアを判別するのは難しいとされています。
通常のキスだけでは感染の可能性は低いと考えられますが、ディープキスの場合、唾液を通じて感染する可能性があります。
性病科などの性病専門の病院・クリニックを受診してください。耳鼻咽喉科や内科の場合、性病検査がされず、見逃されるケースがあります。そのため、淋病の症状がある場合は、性病専門の医療機関を受診してください。
100%防止はできません。 しかし、コンドームをつけることで感染リスクの低減は可能です。 そのため、オーラルセックスの際にもコンドームをつけることが望ましいとされています。
少しでも違和感を感じたら、一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。
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