性病は再発する可能性がある?
「性病は再発する可能性がある?」
過去に性病にかかったことのある方のなかには、このような疑問を感じることがあるかもしれません。
結論からいうと、性病は一度治療しても再発する可能性があります。
場合によっては、気づかないうちに性病に再感染し、重篤な健康被害が出る可能性があるでしょう。
本記事では、性病の概要や再発するリスク、再発防止に向けた対処法について解説します。
正しい方法で再発防止し、自身やパートナーの健康を守りましょう。
性病とは
性病とは、性行為によって感染する病気です。
近年では、STD(Sexually Transmitted Infections)とも呼ばれ、対処法や予防法の重要性が叫ばれるようになりました。
おもな感染の原因は、セックス以外に以下が挙げられます。
オーラルセックス(口腔性交)
オーラルセックスとは、フェラチオやクンニリングスといった性行為です。
性器を舐めたり、咥えたりする行為によって口内の粘膜から性病の細菌が侵入し、感染するケースがあります。
また、口内に潜む細菌が性器に移ることで相手を感染させる場合もあります。
感染していたとしても、症状があらわれないことがあるため、知らない間に性病にかかっていることもあるでしょう。
アナルセックス(肛門性交)
アナルセックスをすると、直腸の粘膜から性病が感染するリスクがあります。
また、直腸から性器に性病が移る可能性もあります。
通常のセックス(腟性交)よりも感染リスクが高いのが特徴です。
アナルセックスによって起こる性病も、症状が出ないケースがあるため、知らないうちに性病にかかっているケースもあります。
キス
口内に病原菌が生息する場合、キスをすると相手に感染させる可能性があります。
同様に、相手の口内に細菌が存在した状態でキスをすると、口内から性病が感染するケースがあります。
とくにディープキスの場合、唾液を介することで感染リスクが高まることもあるでしょう。感染した性病は喉に移動し、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。
再発しやすい病気は?
性病のなかでも再発しやすい疾患は複数あります。
日本で発症が確認されている、おもな性病と再発のリスクは以下のとおりです。
HIV・エイズや性器ヘルペスは、ウイルスを完全に排除できません。
そのため、治療したとしても、ウイルスは体内に潜伏しています。
免疫機能が落ちるなど、何らかの原因によって再発するリスクがあり、一度でも発症したら一生付き合っていく必要があります。
一方で、その他の性病も再発リスクはありますが、抗生物質などで治療可能です。
とはいえ、再発リスクが全くないわけではありません。
たとえば、感染しているパートナーからウイルスが移り、再発してしまうピンポン感染や治療中の性行為、内服薬の中断などが要因として挙げられます。
性病の検査
性病の検査は、大きくわけて自宅で検査する方法と、医療機関で検査する方法の2種類に分かれます。
それぞれの特徴を知り、必要に応じて自身に合った方法を選択しましょう。
医療機関で検査する方法
医療機関で検査する場合、一般的には以下の流れで進行します。
- 問診
- 診察
- 検査
- 結果の共有
即日検査結果が出て、陽性判定の場合はすぐに治療が必要です。
治療を終え、再検査後、ウイルスの有無を確認します。
この時点で陰性であれば、治療は終了しますが、陽性の場合は治療を継続しなければなりません。
医療機関の検査のメリットは、スムーズに検査後、治療に臨める点と、経験や専門知識のある医師の判断を仰げる点です。
費用は、保険適用される場合、1,000〜2,000円が相場です。
自宅で検査する方法
自宅で性病検査をする場合、匿名でオンラインにて検査キットを購入し、自身で検査できます。
検査キットは、尿検査や腟内スワブ検査の内容が含まれており、プライバシーを守りながら検査できるのが特徴です。
検査キットでは、おもに以下の種類の性病検査ができます。
性病検査の結果は、メールやWebサイト上で確認できます。
費用は、3,000円程度が相場です。
性病の再発防止に向けて知っておきたい対処法
性病の再発防止に有効な方法は、コンドームの着用です。
性行為の際にコンドームを装着することで、性病感染のリスクを減らせます。
また、パートナーと一緒に定期的に性病検査を受けることも重要です。
定期的な検査は、ピンポン感染を防いだり、万が一感染した場合の早期発見・早期治療につながったりします。
性病の再発防止に努め、自分や大事なパートナーの感染を防ぎましょう。
少しでも違和感を感じたら、
一度検査を受けてみませんか?
西梅田シティクリニックで受診をしよう。
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