男性に多い性感染症とは?
性感染症の種類は10種類以上あり、男女共通して罹りやすいものがある一方で、男性が罹りやすい疾患もあります。
本記事では、男性が罹りやすい疾患を解説します。
感染した際の症状や原因などを把握しておくと、性感染症予防がしやすくなるため、知識として知っておきましょう。
もし排尿時の痛みや痒み、違和感などがある場合には速やかに医療機関を受診してください。
性感染症とは
性感染症とは、性行為などで皮膚や粘膜が直接接触してウイルス感染する疾患です。
女性よりも男性のほうが自覚症状がでやすいとされています。
疾患によっては自覚症状が出にくく、放置してしまうこともあります。
症状が悪化すると全身に異常が起き、重篤な健康被害を引き起こす場合もあるでしょう。
また、不妊の原因となったり、死に至るケースもあります。
少しでも異変を感じた場合は、取り返しのつかない事態に発展する前に医療機関を受診してください。
男性に多い性感染症と症状
性感染症には、男性が罹患しやすいものがあります。
- クラミジア感染症
- 淋病
- 梅毒
- 性器ヘルペス
- マイコプラズマ・ウレアプラズマ
疾患によって症状がはっきり出る場合と出ない場合があります。
気付かないうちに症状を悪化させないよう、早期発見・早期治療を行うことが重要です。
クラミジア感染症
男女ともに国内で最も感染者数が多いとされており、男性が感染する性感染症で最も多いと言われています。
感染すると、排尿時に痛みが生じたり、尿道にかゆみや不快感を感じたりする場合があります。
淋病より比較的軽い症状だとされ、自覚症状が出にくい感染症です。
淋病
淋病はクラミジア感染症の次に多い感染症で、男性に多く、自覚症状も出やすいとされています。
感染すると、黄色や白の粘り気を帯びている膿が出たり性器に激しい痛みが生じたりする場合があります。
喉に感染したときは自覚症状がないことも多いです。
梅毒
梅毒は近年感染者数が急増しており、女性だけでなく男性も多く感染しています。
感染するとできものやリンパ節の腫れが生じ、治療をせずに放置すると皮膚や骨などにゴム腫と言われるゴムのような腫瘍ができたり、様々な臓器へ悪影響を及ぼすこともあります。
性器ヘルペス
ヘルペスに感染すると、性器に痛みやかゆみを感じ、水膨れができます。
時間が経つと症状が落ち着くこともありますが、完治していないと過労やストレスなどが原因で再発するとされています。
太もものリンパ節に腫れが出る場合もありますが、時間の経過とともに症状がなくなることがほとんどです。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
性感染症としてのマイコプラズマ・ウレアプラズマは、他の性病と比べてあまり認知されていませんが、クラミジアや淋病に次いで感染率が高いとされています。
感染すると、排尿時に痛みが生じたり、尿道にかゆみや不快感を感じるなど、クラミジア感染症とよく似た症状が現れます。
認知度が低く、クラミジア感染症と症状が似ているということから、クラミジア感染症の検査を受けて陰性だったと放置してしまうことがあるため、注意が必要です。
それぞれの性感染症を予防するためには
それぞれの性感染症を予防するために最も効果があるのは、避妊具を使用することです。
性感染症は粘膜同士の接触によって感染する事が多いとされています。
避妊具を使用すると、粘膜同士の接触が防止できるため、ウイルス感染を防ぐことに繋がるのです。
また、不特定多数の人と性交渉をしないことも大切です。
性感染症の原因となる行為をしていなかったとしても、定期的に性病検査を受け、自己管理を行うことも必要となります。
性病かも?と思ったら
もし性器にかゆみや痛みが生じたり、異変を感じた際は、速やかに医療機関を受診してください。
泌尿器科・婦人科・性感染症内科・皮膚科のいずれかを受診することで性感染症の有無を調べてもらえます。
性感染症を放置すると、症状が悪化して重篤な健康被害を引き起こす恐れがあります。
場合によっては死に至るケースもあるため注意しなければなりません。
重篤な病気に罹る前に医療機関を受診し、早期発見・早期治療に努めましょう。
また、定期的に性病検査を受け、健康管理を継続することも大切です。
自分だけでなく、大切なパートナーを守るためにも、正しい知識を身につけ、日頃から性感染症予防に努めましょう。
西梅田シティクリニックではお気軽に性病検査を受けることができます。
予防のための定期検査やブライダルチェックなど、症状がなくても検査が可能です。
ご不安なこと、ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください。
◆性感染症内科/西梅田シティクリニック:https://nishiumeda.city-clinic.jp/std/